本企業様では、高騰する人件費が経営課題となっていましたが、店舗部門での接客スタッフを手薄にすることはできません。そこで目標としたのが、本社部門スタッフの残業時間の削減です。
例えば商品の企画担当者は、売上・販売傾向など、Excel を活用した集計による報告書の作成に多くの時間を費やしていました。また、経理部門は、各店舗や業務部門から寄せられてくる売上や仕入、経費などの伝票の数値を手作業で会計システムに入力していました。同様に人事部門でも毎月の給与計算が発生し、毎年の年末調整の時期には、社員一人ひとりの申告内容を紙の書類やExcelシートで集めてシステムに入力しており、その後の確認作業にも多大な手間と時間がかかっていました。
お客様の声
「変数や制御構文などで、複雑な作業にも対応できることが選定の決め手です。また、エラーとなった場合でも、どこで異常が起こったのか明示され、修正箇所をすぐに特定できる点も評価できます」
お客様の成果
2,000時間
トータル削減時間
390
稼働中のロボット数
1週間
複雑なビジネスプロセスの 自動化にかかった期間
同社が課題解決の有効な手段として注目したのがRPAです。様々なRPA製品のトライアルを、半年間かけて行いました。
その結果、導入を決定したのがAutomation Anywhereです。最大の理由は、単純な定型作業だけでなく、変数や制御構文、多彩なスタートオプションが選択可能なタスク定義により、複雑な作業にも対応できたことです。これは報告書作成を自動化する上で必須条件でした。
また、自動化する業務プロセスは複雑で長文化しますが、途中でエラーとなった場合、どこで異常が起こったのかエラー箇所が明示されるため、他社RPA製品のようにエラー箇所を探すために動作状況を監視し続ける必要がなく、修正すべき箇所を容易に特定できる点も大きな決め手となりました。
自動化されたプロセス
スモールスタートでAutomation Anywhereを導入した同社は、適用業務を順次拡大している過程にあり、将来的には全社員の業務を 1つ以上ロボット化し、業務改善を後押しするという構想を持っています。そのためには現在の開発担当者だけでなく、業務部門でも自らロボットを作れる環境を整えることを計画して います。
また、各ソリューションとAutomation Anywhereとの連携にも本格的に取り組み、非定型的なデータ分析など、よりインテリジェントな作業の効率化・自動化にもチャレンジしていく計画です。
お客様の声
「企画担当者は、さまざまなデータを集めてExcelで集計し、グラフ化するなど、手作業で報告書を作成していました。 これが自動化されたことで、マーケット分析や商品企画など、よりクリエイティブな仕事に専念できるようになりました。 また、バックオフィス系の部門は、入力作業時間が削減されチェック作業に時間を費やせるようになりました」
アパレルの企画・販売を行っている企業。全国の商業施設などにファッション専門店を展開しています。
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