Imagine 2024 で発表された製品イノベーションを (未発表も含め) すべて紹介します

当社は今週、Imagine 2024 において、AI + Automation Enterprise System を発表しました。これは、AI Agent の作成、マルチエージェント オーケストレーション、AI Agent とモデルの管理とガバナンス、記録的なスピードで検出から自動化までプロセスを進める機能など、あらゆる顧客に拡張機能を提供するソリューションです。

新しい AI Agent は、AI と自動化を組み合わせることで、企業の未来の生産性を指し示す革新的かつ強力なものになっており、これまで自動化できなったことを自動化できるようにサポートします。AI Agent は、複雑な認知的タスクを実行できます。たとえば、商品が在庫切れだった場合に最適な代替商品を決定したり、カスタマーサービスのチケットの内容を理解して適切な担当者に割り当てたりすることができます。また、データやアクションから学習し、それに適応することもできます。しかし、AI Agent が他のソリューションよりも強力なのは、あらゆる職務、あらゆるミッション クリティカルなエンタープライズ プロセス全般にわたってコラボレーションできるという点です。

新しい AI Agent Studio は、あらゆる職務のあらゆる事例に合わせて専用の AI Agent を迅速、簡単、安全に開発、導入、管理できるプラットフォームです。

こうした機能は、Imagine 2024 で行った膨大な製品発表のほんの一部に過ぎません。新しい AI 機能、特長、生産性を高めるソリューションについて、以降でさらに詳しくご紹介します。

こうした新機能の多くは、最新の正規バージョンである v.33 (以降「GA」) で提供されており、今後数ヶ月にわたってその他の革新的な新機能も順次、利用可能になります (これについても以降で紹介します)。リリース情報と価格について詳しくは、オートメーション・エニウェアの担当者までお問い合わせください。

では行きましょう。

AI Agent Studio で AI Agentを簡単に構築、管理、ガバナンス

新しい AI Agent Studio (GA) は、あらゆる認知タスクに対応するカスタム AI Agent をデータ サイエンティストからサポートを得ずに簡単に構築、管理、ガバナンスできる、初のローコード AI ソリューションです。あらゆるスキル レベルの開発者が、AI Agent を作成して、企業データを教え込み、エージェント プロンプトを調整してテンプレート化し、エージェントができることとできないことについてガードレールを作成して、企業データと顧客データを保護することができます。

これ以外にも AI Agent Studio は、 AI + Automation Enterprise System に次のようなメリットをもたらします。

• AI スキル:
  • AI Agent の能力をさらに高めるために、新機能の AI スキル (GA) で、複数の生成 AI 機能をパッケージ化し、企業全体のあらゆるタスクをサポートできます。AI スキルには、適切な基盤モデル、RAG 経由で企業データに接続するオプション、一貫して正確で関連性の高い出力を生成するように最適化されたプロンプトが含まれています。
  • 新しいプロンプト テンプレートで、プロンプトとモデルの組み合わせをテストして、個々の事例に最適なものを判断できます。
    • 新しいカスタム プロンプト テンプレート (GA) を使用して、AI スキル内で使用するプロンプトを作成してチームで共有できるため、経験のないユーザーも生成 AI 機能を迅速に導入できます。
    • 新しいネイティブ プロンプト テンプレート (1月) は、分類、要約、E メールの編集などのタスクに対応する、すぐに使用できるプロンプト テンプレートです。
  • オートメーション・エニウェアのネイティブ RAG サービス (GA) で、企業のナレッジに接続できます。
  • 新しいハイパースケーラー RAG サービスで、企業のナレッジを AI スキルに組み込むことができます。Amazon Bedrock に対応する RAG 機能 (10 月) や、Azure などのその他のハイパースケーラー向けの RAG 機能 (1 月) も提供される予定です。
  • 新しい AWS および Google Cloud RAG サービス コネクター (GA) は、ハイパースケーラー RAG サービスに接続するための新しいボット ストア パッケージを提供します。
• 任意の LLM に接続:
  • オートメーション・エニウェアのオープンなプラットフォームは、高度なガバナンスと制御に対応するサードパーティ LLM モデルのプライベート インスタンス (GA) を含め、あらゆる LLM への接続を可能にします。Google Gemini、OpenAI Assistants、Anthropic Claude (GA)、OpenAI GPT-4o、GPT-4V (7 月～10 月)、Hugging Face と Meta Llama (1 月) のサポートも含まれています。
  • 新しいカスタム モデル サポートにより、AWS 上に構築された任意のカスタム モデルに接続できるようになります (1月)。
• AI セキュリティとガバナンス制御:
  • ダッシュボードを使用した新しい AI 分析機能 (10月) には、AI やモデルの使用を監視する明示的、暗黙的な品質指標、AI を使用した自動化の詳細なドリルダウン分析などが含まれています。
  • 新しい監視および監査適合性機能 (GA) でデータの入出力を追跡して、プロンプトやモデル応答の監査を記録し、分析できます。
  • 新しい自動モデル評価機能 (今年後半) で、企業ポリシーに合わせてカスタム評価基準とルールを作成して、モデル出力を制御し、応答をブロックする、フラグを立てるなどのアクションを実行できます。
  • Automation Co-Pilot のモデル出力に対する新しいユーザー フィードバック機能 (今年後半) で、モデル応答を評価し、モデルの精度とパフォーマンスを向上させることができます。
  • LLM を使用して自動化ソリューションを構築する際に、モデルの使用に関する新しいポリシーを適用できます (10月)。
  • プロンプト出力の新しい毒性スキャン機能 (1月) で、コンプライアンスが確保された同じトーンの応答を確実に行うことができます。
  • 新しいプロンプト データ セキュリティ機能 (GA) で、プロンプト データ ストレージを管理するか、または統合されたセキュリティ/イベント管理 (SIEM) プラットフォームへ転送することができます。
  • 新しいデータ マスキング AI ガードレール (1月) で、LLM に対するクエリと応答を傍受し、暴力的なコンテンツ、脅威、機密データに対する入力プロンプトやモデル応答をスキャンして、スマート難読化技術を使用して顧客の個人情報などの機密データを保護できます。
  • 新しいプロンプト データ セキュリティ機能 (GA) で、プロンプト データ ストレージを管理したり、プロンプトを統合されたセキュリティ/イベント管理 (SIEM) プラットフォームへ転送したりすることができます。業界標準の暗号化アルゴリズムを使用して、保存されているデータと転送中のデータを保護し、許可によってアクセスを制御します。

あらゆる場所に組み込まれたエンタープライズ アシスタント、Automation Co-Pilot

• Automation Co-Pilot が、Amazon Q との統合 (1 月) により、対話型ソリューションとして生まれ変わります (現在プレビュー中)。ビジネス ユーザーは質問をして自動化や AI Agent をリクエストしたり、チャットでナレッジ ベースに迅速にアクセスしたりできるようになります。
• 新しいマルチセッション サポート (GA) により、同じユーザーがさまざまなビジネス アプリケーションやメッセージング アプリケーションの環境全体をさらに簡単に自動化できるようになります。
• 新しい動的ライセンス マッピング (GA) により、ユーザー アカウント プロビジョニング、ロール マッピング、ロールに応じたライセンスの割り当てを自動化し、職務グループを迅速にオンボーディングできます。

あらゆるタイプのドキュメントに対応するドキュメント オートメーション

• 新しい生成 AI のオンプレミス サポート (GA) により、すべての主要なハイパースケーラー上のプライベート クラウド生成 AI モデルに接続し、非構造化ドキュメントを含むあらゆるタイプのドキュメントを活用できるようになります。
• 新しい生成 AI によるドキュメント テーブル抽出機能 (GA) により、ユーザーはより複雑なテーブル情報を抽出できるようになります。
• オンプレミスやプライベート クラウド シナリオも含め、新たに GCP と AWS 上で Anthropic LLM がサポートされるようになります (GA)。また、Anthropic を使用して、より複雑なクエリやデータ抽出にも対応できるようになります。
• 韓国語や日本語を含む 32 の言語が新たに追加され、サポートが強化されました (GA)。
• 新しいドキュメント ワークスペース (10月) により、検索クエリ テスト、バージョン管理、バッチ テストを迅速に実行して、モデルのセットアップ、ドキュメント抽出のセットアップ、リアルタイムでのアップデート テストを迅速に行い、バージョン管理された変更を追跡し、パフォーマンスを評価できるようになります。
• 拡張とパフォーマンスの向上によって抽出速度を向上させ (10 月)、クラウドでの大規模な処理を実行する新しいオプションが提供されます (1 月以降)。

Automator AI でオートメーション ライフサイクルを高速化

強化された生成 AI プロセス モデル (GA) は、3 億以上の自動化によって調整され、検出、ドキュメント処理、自動化、回復力の確保に対応します。これ以外にも自動化と AI の導入を迅速化する新しいイノベーションを発表しています。

• Autopilot:
  • 新しい Autopilot (GA) は、生成 AI を使用してプロセス マップを自動化の設計図に迅速に変換します。
  • Autopilot が新たに BPMN 入力をサポート (10月) するようになり、プロセス ディスカバリー出力 (PDD) だけでなく、任意のマイニング ツールから BPMN フォーマットの入力を受け入れて自動化ソリューションを構築できるようになります。
  • 新しいテキストベースおよび表ベースのプロセス記述 (近日リリース予定) は、Autopilot を使用して自動化ソリューションを構築する出発点として、フリー テキストまたはスプレッドシートベースのプロセス記述に対応しています。
• Automation Co-Pilot for Automators:
  • 自然言語入力に対応する Text-to-automation (GA) により、RPA ボット、API、フォームなどのプロセス フローを生成できます。
  • 次のアクションの提示機能 (GA) は、アプリ内で次のアクションを提示し、自動化ソリューション開発を自動補完します。
  • レコーダーが自然言語入力をサポート (10月) し、レコーダーで UI 自動化フローを生成できるようになります。
• 生成レコーダー:
  • 新しい生成 AI (GA) で、変更を特定してリアルタイムでアップデートすることで、自動化ソリューションのダウンタイムを短縮し、変更を検索するリソースを削減できます。
  • 新しい収縮運転の可視化機能 (10月) により、戦略上重要なアプリの信頼性が向上し、収縮運転アクションで使用される補足情報を表示するレコーダーのアクションが強化されています。
  • Vision LLM による収縮運転機能 (10月プレビュー) により、Vision モデルを収縮運転の代替アプローチにすることで、回復力を向上させ、実行停止を削減できます。

Process Discovery:

• Process Discovery リダクション カスタマイゼーションにより、Privacy Enhanced Gateway (PEG) がアップデートされ (GA)、Process Discovery 経由でスクリーンショットをキャプチャする際に、次のように機密データを保護できます。
  • 機密データと置き換える値を定義し、データがマスクされていてもユーザーが画面を理解できるようにします。
  • リアルタイムでリダクション (削除) を行い、パワー ユーザーがキャプチャされたスクリーンショットで削除の影響を視覚的に把握できるようにします。

Solution Accelerator でスピーディーにビジネス価値を実現

新しい Service Operations Solution Accelerator (GA) は、AI Agent の青写真、すぐに使用できるプロセス テンプレート、ハウツー ガイドによって AI Agent を早期に立ち上げられるように設計された初のツールです。サービス オペレーション チームは、注文管理、返品処理、チケット管理、Q&A などの事例全体にわたり、社内チームと社外の顧客に常時稼働の迅速なサービスを提供できます。

財務、人事、IT、医療、銀行、製造に対応する Solution Accelerator パッケージを近日リリース予定です。

Imagine 2024 で紹介されたその他の AI イノベーション

上記のセクションを超えた新機能や機能強化をご紹介します。引き続きイノベーションを加速させていきましょう。

• 新しいサービスとしての自動化:
  • 新しい 100% クラウドベースのサービス (GA) は、API ベースのタスクとプロセスに対応し、すべてクラウド上で自動化ソリューションを実行し、社内インフラのコストと管理の負担を軽減できます。
  • 新しい Connector Builder (GA) により、任意のカスタム ビジネス アプリケーションと接続できるパッケージを作成して、自動化ソリューションを複雑な企業プロセス全体に拡張できます。
• 強化されたプロセス オーケストレーション:
  • 新しいプロセス テンプレート (GA) により、開発者はさまざまなビジネス事例に対応する事前に定義済みのテンプレートを使用して自動化ソリューションを迅速に構築し、プロセス自動化、RPA、API タスクの作成を高速化できます。
  • 新しいリアルタイムのプロセス インテリジェンス (1月) により、Automation Command Center 内で複雑なプロセスの自動化の進行状況を追跡し、監視することで、あらゆるプロセスを効率化し、より良い成果を上げることができます。
  • API、Web フック、定期的なスケジュールなど、任意のサードパーティ イベントを介して、あらゆる場所からプロセス自動化を導入できる機能がさらに強化されます (1月)。
  • CoE Manager の機能拡張により、自動化プログラム全体を管理し、プロセス自動化パス全体のプロセス ROI の追跡をカスタマイズできるようになります (10月)。同時に、ServiceNow、UiPath、Jira (GA)、Blue Prism (1月) と新たに統合できるようになり、Power BI や Tableau (GA) でも視覚化できるようになります。
  • 新しい子タスクのデバッグ (GA) により、階層化された多くのタスクにまたがる長期にわたる複雑なプロセスのトラブルシューティングが簡素化されます。
• 新しい Automation Command Center:
  • 新しいドキュメント オートメーション ウィジェット (GA) により、ページ数を含む詳細な使用状況をさまざまな方法で追跡できるようになります。
  • 新しい PDF および Tableau へのエクスポート機能 (GA) により、適切な場所に出力して、既存のレポートと統合できるようになります。PDF にエクスポートすることで、既存のロールアップ ドキュメントにステータスを簡単に統合できるようになります。
  • 新しいプロセスと AI 分析 (GA)により、長期にわたる複雑なプロセスや、LLM などの AI ツールの使用方法について詳細なインサイトが得られます。
  • 生成レコーダーに対応する新しいダッシュボード (10月) により、生成レコーダーが介入する頻度を追跡して、自動化を確実に正常に完了させることができます。
  • ユーザーが持ち込む私的な生成 AI サブスクリプションで使用されるモデルとトークンの新しい監視機能 (10月) により、リアルタイム ダッシュボードで、自動化による AI 消費を管理できます。

ここで紹介したイノベーションは、現在提供されている正規バージョンで利用できます。または今後数ヶ月間にわたって提供が予定されています。リリース情報と価格について詳しくは、オートメーション・エニウェアの担当者までお問い合わせください。

また、新しい AI + Automation Enterprise System のパワーをニーズに応じてご覧いただけるようにライブ デモをお申し込みください。