同社では、2016年頃から全社を挙げて働き方改革に取り組んでおり、業務の無駄を省くことで長時間労働の削減や生産性向上、そして働く社員のエンゲージメント向上に向けた活動に注力してきました。それでも、Excelによる集計業務や報告書作成といった周辺業務は必要不可欠なものとして残っていました。また、2015年のグループ全体での組織再編に伴う基幹システムの標準化により、これまで活用してきた個社独自の機能が付加できず、既存業務を補完するために手作業による業務が増えたことも大きな課題になっていました。
お客様の声
「我々自身がソリューショ ンとして提供することも考えると、グローバルでの評価も重要です。RPAの世界ではグローバ ルビッグ3の一角としてAutomation Anywhereが位置付けら れており、興味を持ちました」
お客様の成果
累計26,800
時間
トータル削減時間(上期(9月末)実績)
250超
稼働中のロボット数
95%
業務管理の集計業務における削減工数
同社では、2017年からRPA(Robotic Process Automation)の本格検討を開始しました。自社での運用ノウハウを蓄積することで最終的には外販も意識した形でRPAを検討するなかで注目したのが、グローバルで実績のあるAutomation Anywhereが提供するRPAソリューションでした。シナリオ開発の手法がメンテナンスしやすいリスト型である点に加え、対応するシステムが豊富な点もポイントの1つでした。オブジェクトを認識するAutomation Anywhereであれば、外的な影響を最小限におさえることが可能で、日立グループの基幹システムとして採用されているSAPやレガシーなシステムにも柔軟な対応が可能になると考えたのです。
自動化されたプロセス
現在定型業務を中心にRPAによる効率化を実現していますが、現状のRPA1.0というレベルから、デジタルワークフォースとしての能力をフルに発揮できるよう、さらなる自動化に向けたRPA2.0の世界にまで広げて行く計画です。最終的にはAIを用いて自律化できるような世界も視野に入れています。
お客様の声
「Automation Anywhereであればメンテナンスがしやすく、運用面でとても助かっています。当初はできるだけ多くのロボットを作っていくことが中心でしたが、本質は、作成したロボットの運用をいかに継続していくだと考えています」
日立グループの情報・通信システム事業の中核を担うIT企業として、製造や流通、通信などさまざまな事業領域に対して各種ソリューションを提供。業種・業務ごとに蓄積された豊富なノウハウと最先端のテクノロジーを駆使し、顧客の課題を解決するためのソリューションを幅広く展開。米国の関連会社と連携し、シリコンバレーのベンチャー技術を調達して、いち早く日本のマーケットに投入するなど顧客からの支持を得ています。
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