コニカミノルタは、顧客企業に様々な付加価値を提供する課題提起型デジタルカンパニーへ生まれ変わる変革の途上にあります。そこで、社内の改善、改革を担う業務改革プロジェクトが立ち上がりました。社員一人あたりの業務パフォーマンスは高く、さらなる改革を進める上で白羽の矢が立ったのが、当時、業務改革ツールとして浸透しつつあったRPAでした。
一方、IT部門の中期計画にも「業務効率化の推進」がテーマとして掲げられていたことから、「バックオフィスの業務をよりコンパクトにし、戦略や企画業務により多くのリソースを割くこと」を目的に、全社の業務改革プロジェクトとしてRPA導入を検討することになったのです。
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「非エンジニア人財でもロボットを作りやすい操作性の良さと、ガバナンスのための管理機能の充実が採用の決め手となりました」
お客様の成果
約 200
稼働中の Bot 数
年間 24,000 時間
削減時間
64%
導入済みの部門の割合
RPA導入プロジェクトは2017年4月にスタート、まずRPAツールの選定が行われました。選定のポイントとして、海外拠点で使えることを想定し、グローバルに対応するツールである点と、ソフトウェアロボット(Bot)の開発のためのエンジニアを持たず、導入先の業務部門が自律的に推進していくことを想定し、使い勝手のよい製品である点が重視されました。
複数の候補の中から、トライアルを含めPoCを約3カ月にわたって行い、予算を含めて総合的に判断した結果、サーバー型RPAの「Automation Anywhere Enterprise」の導入を決めました。
自動化されたプロセス
目下、ヨーロッパやアジア太平洋地域、中国など、グローバル拠点への展開を進めており、さらに、社内改革で蓄積されたナレッジをもとに、Automation Anywhereのパートナーとして、社外のお客様への展開も強化していきます。
さらに、RPA導入を次の変革につなげていくために、「自律的推進」の先を見据え、より社内ニーズに沿ったプロアクティブなRPA展開、社内定着を進めていくそうです。
お客様の声
「社内でRPAを正しく理解してもらい、新しい人財であるロボット社員と適材適所で働く世界であることを実感してもらうことが成功のポイン トでした」
「定着に大切なのはスキルや能力ではなく、担当者のパッ ションです。自分たちでロ ボットの開発が自走できるようになるのを見ると、やりがいを感じます」
2003年に経営統合して誕生したコニカミノルタ。複合機とともにお客様の働き方に合わせたサービス・ソリューションのご提案を行うオフィス事業を中核に、世界約150カ国、約200万社のお客様の業務の現場に、高付加価値な製品・サービスを提供しています。現在、ビジネス社会・人間社会の進化の為に、デジタル技術を使って新たな価値を創造する「課題提起型デジタルカンパニー」への変革を進めているところです。