2019 年、リコー社はオートメーション・エニウェアと戦略的パートナーシップを結び、オートメーションへの取り組みを開始しました。直面していたグローバル課題に対応するために、同テクノロジー企業はまず、全社統括型のオートメーション チームを設置し、ベスト プラクティス、ツール、トレーニングを 1 か所に統合しました。現在、リコー社では 60 の Unattended オートメーションを導入しており、請求書処理、カスタマーサービス、人事報告などの重要プロセスを自動化し、これまでにないスピードと精度で実行しています。このオートメーションへの取り組みにより、2019 年以降、月間平均で 500 日および 100,000 ユーロ、合計で 5,730 日および 109 万ユーロもの時間とコストの削減を実現しています。
導入事例のダウンロードお客様の声
大企業の課題は変更管理です。自動化されるプロセスが期待どおりに動作することを、ユーザーに納得してもらう必要があります。
お客様の成果
500
月間削減日数
€100,000
1 ヶ月あたりのコスト削減額
50
自動化したエンド ツー エンドの プロセスの数
リコー社は、「’はたらく’に歓びを」という目標を達成する上で、手作業プロセスが大きな影響を及ぼしていると考えていました。しかし、同社は 200 か国で事業を展開しており、業務上、手続き上、コンプライアンス上の要件は国ごとに異なるため、オートメーションの導入は簡単ではありませんでした。さらに、請求書の形式が国ごとに異なるなど、複雑なプロセスや時間のかかるデータ入力にも悩まされていました。
このような課題を克服するために、リコー社はオートメーション・エニウェアのカスタマイズ可能なインテリジェント オートメーション スイートを活用しました。このスイートは、すでに使用していた Oracle システムとの互換性も備えています。リコー社とオートメーション・エニウェアは合同のオートメーション チームを設置し、セキュリティとコンプライアンスに重点を置きながら、請求書処理、E メールの自動化、顧客注文など、多くの手作業を伴う高トラフィックのプロセスを標準化しました。
多くの労力を要するプロセスを軽減した結果、目覚ましい成果を達成できました。従業員はより有意義な業務に専念できるようになり、カスタマーサポートが向上し、業務が合理化され、手作業の負担が軽減され、全体的な効率性が向上しました。60 の Unattended オートメーションを通じて、50 のタスクで 100 万件のトランザクションを実行することにより、リコー社は 109 万ユーロのコストと 5,730 日分の業務時間を削減することに成功しました。
自動化されたプロセス
リコー社は、卓越したイノベーションとオートメーションを追求し続けています。3 日間の厳格なトレーニングを含む市民開発プログラムを立ち上げ、このプログラムを組織全体に拡大する予定です。さらに、プロセス マイニング、タスク マイニング、プロセス ディスカバリーなどの分野にも目を向けており、生成 AI を活用することで、Attended オートメーションをより複雑な業務機能にも導入したいと考えています。
お客様の声
ロンドンの本社で開催された素晴らしい Pathfinder ワークショップ。たくさんのアイデアを得ることができ、大変有益な内容でした!
リコー社は、オフィスや現場をデジタルでつなぐグローバル企業です。80,000 人以上の従業員を擁し、200 か国以上で事業を展開しています。デジタル ワークスペース サービスおよびソリューション、ビジネス プロセス管理、クラウドおよびインフラストラクチャ サービス、サイバーセキュリティなどを専門としています。