オートメーション・エニウェアの主要パートナーであるソフトバンク社は、本格的にオートメーションに取り組んでいます。同社はデジタル トランスフォーメーションを開始するにあたり、まずビジネス プロセスを戦略的に見直して、自動化の機会を特定しました。Automation Anywhere プラットフォームを活用することで、同社チームが使用する複数のアプリケーションが関与する部門横断型のビジネス プロセスの多くを自動化することに成功しました。自動化を受け入れ、自動化を推進する、デジタルに精通した従業員を育成するために、従業員トレーニングに多額の投資を行いました。先進のテクノロジーを導入して、RPA と AI を統合することで、タスクベースのオートメーションから、従業員/顧客体験に変革をもたらす包括的なプロセス オートメーションへと移行しました。
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テクノロジーを通じて、新しい感性を刺激することを目指しました。従業員とテクノロジーが一体となった働き方や職場環境を実現しています。
お客様の成果
4,500
FTE 削減数
700 時間
電話問い合わせ件数の AI 予測で削減できた時間数
85%
人材採用に費やす時間の削減率
52,000
従業員から寄せられた生成 AI のアイデア
50%
モバイル サービス登録作業の削減率
ソフトバンク社は、オートメーション・エニウェアの協力のもと、デジタル トランスフォーメーションに着手しました。同社は、2016 年にロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) を導入したものの、それ以降はオートメーションを拡張することに苦戦していました。この課題を克服するために、経営幹部主導の「デジタル ワーカー 4000 プロジェクト」を立ち上げました。プロジェクトの目的は、従業員を定型業務から解放し、付加価値業務に専念させることです。同社は、年間 770 万時間を削減し、顧客体験 (CX) と従業員体験 (EX) の両方を強化することを目標として掲げました。
ソフトバンク社は、Business Process Reengineering (BPR) を導入し、非効率の解消を重視しながら、自動化すべきタスクの分析と優先順位付けを行いました。Automation Anywhere を使用して、さまざまなアプリケーション (Office365、Google、Salesforce など) が関与する部門横断型のビジネス プロセスのオーケストレーションを行いました。
これと並行して、デジタル人材の育成、RPA と AI に関する従業員トレーニング、自動化機会を特定および実行するためのトレーニングにも投資しました。「デジタル ワーカー 4000 プロジェクト」の始動以降、トレーニングやプログラムを通じて従業員エンゲージメントが大幅に向上しました。たとえば、生成 AI を活用して従業員体験を強化するためにアイデア コンテストを開催しました。すると、わずか 10 日で 52,000 件ものアイデアが寄せられました。このアイデア コンテストは、現在では同社の定期イベントとなっています。
ソフトバンク社のさまざまなプロジェクトに生成 AI を組み込むことは、イノベーションを促進し、エンドツーエンドのプロセス オートメーションという目標達成に寄与するため、重要なマイルストーンになると考えられています。RPA と AI をプロセス レベルで連携させ、人間の介入をさらに軽減し、業務を合理化する上で、オートメーション サクセス プラットフォームが重要な役割を果たすことが期待されています。
この戦略的な取り組みにより、数千時間分もの手作業を効率化できただけでなく、従来型のキャリア サービスを提供する通信サービス プロバイダーから、デジタル トランスフォーメーションのリーダーへと進化するための道を切り拓くことができました。同社では、テクノロジーを顧客に提供する前に、主に社内で活用しています。これにより、ツールに対する理解を深めた上でそのツールを顧客に提供し、テクノロジー重視のアプローチにより、最終的に業界に変革をもたらすことができます。
自動化されたプロセス
ソフトバンク社は、分析や戦略的意思決定のための AI を導入して、タスクベースのオートメーションから包括的なプロセス オートメーションに移行することで、業務効率を改善することを目指しています。同社は、AI とオートメーションを活用して社内のプロセスを改善するだけでなく、革新的なソリューションを構築し、それを顧客に提供することで、通信/デジタル サービス業界における自社の役割を変革しようとしています。ソフトバンク社の戦略は、テクノロジーを社内で活用し、そのテクノロジーに対する理解を深めた上で顧客に卓越したサービスを提供することです。
お客様の声
生成 AI と既存テクノロジーの統合は今後も続いていくでしょう。現在、タスクベースのオートメーションからエンドツーエンドのプロセス オートメーションへの移行が加速するトレンドを目の当たりにしています。
ソフトバンクグループ株式会社は日本の通信事業会社です。グローバルなテクノロジー企業として、情報革命を推進しています。