デジタルトランスフォーメーションは現在業界のトップ トレンドであり、その重要性は今後何年間にもわたり変わることがないと予想されています。IDC の Shawn Fitzgerald 氏は、「デジタルトランスフォーメーション (DX) への投資額は 2020 年から 2023 にかけて 17.5% の年平均成長率で増加し続け、企業が現在の戦略と投資をさらに発展させ大規模な未来のデジタル エンタープライズとなるにつれ、7 兆 2 千億ドルに達するであろう」としています。ロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) はデジタルトランスフォーメーションを中核的柱となりリードし、短期間で利益を実現します。
ほとんどの企業では、業務を効率化し加速させ、従業員を手作業から解放するために、RPA によるプロセスの自動化が開始、または計画されています。もはや RPA はビジネスレジリエンスを実現し、収益を上げコストを削減するうえで欠かせない、戦略的要素となっています。
新たな RPA データ ソース
RPA に関する戦略的意思決定をサポートするため、オートメーション・エニウェアは独立研究機関による国際調査からの情報をまとめた、Now & Next: RPA 業界の最新情報 をリリースしました。このレポートは、11 の業種にまたがるさまざまなデジタルトランスフォーメーションの段階にあるグローバル 2000 とフォーチュン 500 企業で、エンタープライズ テクノロジーに関する意思決定を担っている何百人もの経営陣 (CIO、VP、その他リーダー) を対象にした調査をもとに作成されています。
また、260 万のソフトウェア Bot を導入済みのオートメーション・エニウェアのお客様からのインサイトも初めて公開されています。
このレポートには次のような興味深いデータの数々が記されています。
オートメーションの現状
調査参加者のうち、検討から導入、スケーリングまで、RPA の導入に積極的に携わっているのは 90% でした。積極的に導入に携わっていると答えた参加者たちが、RPA 導入の原動力となったもの、導入を進めるための現在の取り組み、ベンダーの選択基準などについて語ってくれました。
ちなみに、クラウドへの移行を考えているのは 御社だけではありません。2020 年第 3 四半期の最新の RPA 導入企業のデータを見ると、RPA の導入にクラウド プラットフォームが選ばれていることがわかります。
優れた ROI
RPA への投資で 250% の ROI を達成できることを想像してみてください。実はこの数字、調査参加者の投資回収率の平均です。しかも、中には 375% 以上の ROI を達成したという回答者もいました。「RPA の現在と未来」には、最も優れた成果を挙げた企業の回答者たちが明かした 独特な導入方法が記されています。その多くが、テクノロジーに精通していないユーザーが独自のインテリジェント オートメーション ソリューションを開発できるようにするという、シチズンディベロッパーのサポートに焦点を当てたものでした。
次のステップ
今回の調査では参加者から、人工知能 (AI) に関する見解や変更管理に関するアイデア、Bot の拡張計画に関する情報も得ることができました。調査参加者の半数以上が、今後 12 ヶ月以内に組織の RPA 予算を増やす予定であると答えました。資金の使い道はというと、セキュリティ、クラウド インテグレーション、RPA がテクノロジーにおける上位に挙げられました。
学び、比べて、成長。
このレポートのデータやインサイトは、現在 RPA を検討中の企業にとっても、実際に導入中の企業にとっても、より優れた自動化戦略を作るうえで重要な手がかりとなります。そして、しっかりとした自動化戦略作りはデジタルトランスフォーメーションに不可欠なステップです。