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今日のエンタープライズにとって極めて重要なのは、インテリジェント オートメーションを開始することです。生産性のギャップが大きくなり、誰もがより迅速なやり取りを求め、より優れた顧客体験および従業員体験の重要性が高まっている今ならなおさらです。インテリジェント オートメーションを開始すると、次のステップはエンタープライズ全体にオートメーションを効率的に拡張することです。

オートメーションの開始は、日々ますます容易になりつつあります。ロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) の基盤は、数十年にもわたって真のビジネス価値を促進してきました。現在では、人工知能 (AI) と生成 AI に加えて、コンピューター ビジョン、自然言語処理 (NLP)、ファジー理論などの認知テクノロジーが追加され、インテリジェント オートメーションの実行はさらに容易になり、さまざまなビジネス プロセスのオートメーションが加速しています。これにより、オートメーションの対象となるプロセスが増え、より多くの利害関係者や役員がその大きな可能性を認識し始めていることから、オートメーション プログラムに拍車がかかっています。

貴社はすでに、部門規模のオートメーションを導入し、オートメーションによって魅力的な成果を達成されていることでしょう。そして、次のフェーズであるオートメーションの規模の拡大へと進むことになります。そこで、そのメッセージを広め、社内の推進者を募集して、次のオートメーションの機会を見つけることになります。

規模を拡大する際に集中的に取り組むべき 4 つの重要な領域は次のとおりです。

  1. ストーリーを作成する:実際の事例、定量的影響、定性的利点を準備します。
  2. 成功事例を共有する:コミュニケーション プログラムによってオートメーションの成功を宣伝します。
  3. コミュニティを巻き込む:成功事例を使用して、オートメーションに関するアイデアを多数集め、より多くのリソースをサポートします。
  4. 関与しやすいようにする:アイデアを募るとともに市民開発に取り組むプロセスを作成します。

しかし、オートメーション プログラムのこの規模拡大の段階では、多くのチームが最初の実際の障壁に直面します。規模拡大に関する 3 つの一般的な障壁とその回避方法は次のとおりです。

障壁#1:オートメーションのアイデアを収集する

アイデアはオートメーション プログラムを加速させます。最初にやるべきことは、さまざまな成功事例を集めることです。そして、規模を拡大し、共有することで、より多くのアイデアが形成されるようになります。重要なことは、そのアイデアをオートメーション チームやセンター オブ エクセレンス (CoE) に渡すことです。そうすることで、アイデアが評価され、オートメーションの候補になります。

しかし、アイデアをすばやく簡単に提出できなければ、エンジンの燃料ラインが詰まったときのように、プログラムはまもなくエンストしてしまいます。それでは、せっかくの勢いを削いでしまうことになります。

解決策:オートメーションのアイデアをできる限り簡単に提出できるようにします

優れたアイデアは部門や役職にかかわらず誰からでも得られるため、オートメーションのアイデアの採用プロセスには誰もがアクセスできる必要があります。Web フォームなど、見つけやすく簡単に提出できる方法を使用しましょう。

データ入力もシンプルにします。長いフォームに入力させたり、多数の詳細な質問への回答を求めたりしないようにしましょう。面倒なプロセスでは、提出までたどり着けない可能性が非常に高くなります。5 問から、多くとも 10 問までの質問で、基本的な情報のみを提出してもらいます。提出者に連絡してさらに詳細を確認することなく、担当チームがそのアイデアの可能性を評価するだけで十分です。

障壁#2:アイデアをオートメーションに変換する

オートメーション チームのリソースは、特に開発者に関しては限られています。最近では、優秀な開発者たちは極めて重要な新しい役割も担っています。これらの要因により、オートメーション開発がプログラムの成功のボトルネックとなります。

解決策:より多くの人が素晴らしいオートメーションを作成できるように支援します

これが、いわゆる市民開発、すなわちオートメーションの民主化です。ただし、経理部門の会計士を本格的なソフトウェア エンジニアにするということではありません。AI や生成 AI は、オートメーションの機能を強化するのと同様に、コードの記述ではなくクリック操作により、すでに使用しているアプリケーションで技術者以外の従業員が強力なオートメーションを作成できるよう支援します。

優れたフレームワークは、市民開発に対して 3C のアプローチを採用しています。つまり、Consumer (消費者。オートメーションによって恩恵を受ける人)、Contributor (貢献者。オートメーションを特定し、監視する人)、および Creator (作成者。オートメーションを開発する人) です。これは、より多くの人々の関心を集め、関与させるだけでなく、大勢の人々を巻き込んでオートメーション プログラムの規模を拡大することも意味しています。専任の開発者は、オーバーワークに陥ることなく、複雑なオートメーションに集中でき、「一般的な」従業員やパワー ユーザーは、オートメーション プログラム全体の一員であり、プログラムにとって自身が重要であると感じることができます。

上記の規模拡大に関する 4 つの重要な取り組みについて覚えておいてください。必要になるのは、優れた事例とコミュニケーション、そして市民開発者を参加させるための円滑なプロセスです。そして、市民開発者を、自らがどれほどの成功を収められるかがわかる事例に向かわせるようにしましょう。

障壁#3:オートメーションのセキュリティとガバナンスを維持する

緊密なオートメーション チームだけが先頭に立ち、すべてを監視していれば、セキュリティとガバナンスは比較的簡単でした。チームや市民開発者が、好きなときに好きなようにオートメーションを実行できる知識と能力を身に付けるようになれば、CoE がオートメーションの戦略的なガイドとなります。しかし、セキュリティとガバナンスは誰が担当するのでしょう?

解決策:安全なインテリジェント オートメーション プラットフォームでオートメーションの規模を拡大します

まず、オートメーション プラットフォーム自体のセキュリティを考慮する必要があります。データ、重要なプロセス、ブランドの評判がリスクにさらされます。セキュリティをプラットフォームのアーキテクチャに組み込むことで、コア セキュリティ原則、ミッションクリティカルなアプリケーションのエンドツーエンドの保護、データ プライバシーを確保しユーザー アクセスを管理するための堅牢な制御をサポートする必要があります。さらに、SOC、ISO、HITRUST への準拠が認定される必要があり、また GDPR やその他のデータ プライバシー原則などの規制に準拠している必要もあります。

次に不可欠なのは、市民開発者の取り組み全体にわたって、セキュリティ、ガバナンス、その他の制御を採用することです。インテリジェント オートメーションは AI と生成 AI を使用してオートメーション開発を容易にします。また、ガイダンスとガードレールを追加することにより、市民開発者はリスクを追加することなくプロセスのオートメーションに集中できます。

安心してオートメーションの規模を拡大

これでいよいよオートメーション プログラムを企業全体に拡大できます。このような一般的な障壁を事前に理解することで、規模拡大の取り組みを開始した際につまずく可能性は低くなります。

もちろん、他にもご質問はおありかと思います。オートメーション プログラムの規模拡大に関するリソースについては、Automation Anywhere Pathfinder Mission Control を参照してください。最善策は、効果的に規模を拡大し、すべての障壁を乗り越えることです。

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