AI、ロボティクス、自動化の時代に向けて労働力を再定義
RPAプロバイダーのオートメーション・エニウェア(米国本社:カリフォルニア州サンノゼ、CEO:ミヒール・シュクラ)は、RPAボット・マーケットプレイス「Bot Store」で、ボットを人間を主軸とした「デジタルワーカー」として展開することを発表しました。これにより、企業の労働力拡張支援とデジタルトランスフォーメーションを促進します。
オートメーション・エニウェアは、タスクに合わせて反復作業を自動化する、コグニティブと分析能力を組み合わせた、即時導入可能なデジタルペルソナというコンセプトを元に、世界で初めて未来型労働力を提供するマーケットプレイスを創出しました。「デジタルワーカー」は、常時入手可能なプラグアンドプレイ式ボットを提供するマーケットプレイス「Bot Store」でダウンロード可能となっており、企業はそれぞれのビジネスプロセスに合わせてカスタマイズできます。「デジタルワーカー」の導入により、企業は自動化の取り組みを急速に拡張し、生産性、効率性、事業の成長を促進することができます。
オートメーション・エニウェアのCEO兼共同創立者のミヒール・シュクラ(Mihir Shukla)は次のように述べています。「当社のビジョンは、最先端の自動化とインテリジェントツールを活用して、企業が制約のないイノベーションの原動力になれるよう支援することです。業務パフォーマンスを向上させるだけでなく、人間の潜在能力を引き出す、『デジタルワーカー』を発表しました。私たちは、この新しいコグニティブ技術が従業員を解放し、付加価値の高い活動への注力や、クリエイティビティと創意工夫を発揮する新たなスキルの追求を可能にすると考えています。」
「デジタルワーカー」は、タスクやプロセス中心の一般的なソフトウェアボットとは異なり、人間を主軸として構築されているので、業界をまたいで特定のビジネス機能で人間の労働力を強化します。現在「Bot Store」で展開されている例として、「Digital Accounts Payable Clerk(デジタルの買掛金担当者)」、「Digital Talent Sourcer(デジタルの人材発掘担当)」、「Digital Talent Acquisition Coordinator(デジタルの採用担当)」が含まれます。オートメーション・エニウェアは今後、チャネルパートナー、システムインテグレーター、ディベロッパーのエコシステム拡大とともに、「デジタルワーカー」が機能や業界をまたいで多くのイノベーションを起こすと見込んでいます。
Forrester Research社のレポート(注1)によると、AI、インテリジェントアシスタント、RPAボットをはじめとしたインテリジェントなマシンが従業員と協働してビジネス課題を解決する機会が増えていると報告されています。自動化を活用することで、従業員は、業務にいっそう専念できるようになり、満足度と生産性の高いビジネスフローを維持することができます。
「デジタルワーカー」の展開により、「Bot Store」のユーザーは今後、自社の自動化を拡大するとともに、AIをビジネスプロセスに取り入れられるようになりました。「Bot Store」は、ボット、すなわち「デジタルワーカー」による自動化の導入と加速化に注力しています。
(注1)“Reinventing Work in The Era of Automation,” Forrester Research, Inc., August 24, 2018