業務改革で県民サービスと政策的業務を充実
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社は、愛媛県が弊社の RPA ソフトウェア「Automation Anywhere Enterprise」の本格稼働を本年 7 月から開始したことについてお知らせします。同県では、職員が PC で行っていた大量の定型業務や繰り返し作業を RPA で効率的に行えるようにすることで、新しい働き方のスタイルを構築・実践し、県民サービスの向上や政策的業務の充実を目指しています。
少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少などが進む中、愛媛県では、職員の長時間労働の是正や、多様で柔軟な働き方を実現するため「新しい働き方チャレンジ宣言」を令和2年7月に策定しました。この中で、デジタル技術を積極的に取り入れてスマート県庁への転換を推進し、県政の持続的発展や県民サービス向上を目指すとしています。
同県では、平成 30 年から業務プロセス効率向上の施策として RPA 導入の検討を始めました。この中で、大量の定型業務や繰り返し作業のプロセス全体を自動化することで、業務の生産性を上げることができるようになり、新たに生み出される時間で上記の県民サービス向上や政策充実が実現できると考えました。これを受けて令和元年にはデスクトップ型 RPA を試験導入しました。その後、自動化を適用する業務範囲を全庁に広げることを念頭に、RPA 利用体制の再検討を行った結果、「Automation Anywhere Enterprise」を選定した上で本格導入・全庁への導入拡大を進めています。
同県は今回 Automation Anywhere Enterprise を導入した理由として以下の点を挙げています。
業務プロセスを自動化するソフトウェア Bot の開発・保守、ならびにシナリオ作成は情報システム課が一元管理しています。これにより組織変更や担当者変更があっても自動化の環境を維持、引き継ぐことができるとしています。また同課は、業務部門と綿密に調整しながら自動化の対象業務を選定し、導入範囲を広げています。今年度末までに15業務で RPA の導入を目指しています。
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