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「ニュー ノーマル」に備え、組織では業務の在り方の変化に対応するための措置が講じられています。新型コロナウイルス感染症による難題に対処するため、そしてパンデミックを乗り切るだけではなく復興し繁栄するために、企業はかつてないほどクラウドベースのソリューションを求めています。

なぜ今それほどまでにクラウドに注目が集まっているのでしょうか。クラウドとサービスとしてのソフトウェア (SaaS) が急速に普及しているのには、事業継続性、さまざまな場所からの在宅勤務のサポート、そしてデジタルトランスフォーメーションの加速という 3 つの要因があります。


事業継続性

パンデミックによる影響が最も大きかった分野が、事業継続性です。オンプレミスやレガシー システムでシステムやコア プロセスを実行していた組織は、過剰な負荷に加え、リモート ワークフォースに対応するためのスケール アップが不可能であるという問題から、事業を継続させるうえで困難を強いられました。

クラウドなら、サーバーとの物理的な距離に左右されたり、ローカル マシンに依存したりすることはありません。システムやビジネス アプリケーションはいつどこからアクセスしても常に利用できます。クラウドなら障害が発生した際、バックアップ、冗長性、災害復旧といったメリットにより、時間やデータの喪失が最低限に抑えられます。

 
職場への復帰とリモート ワーク

企業はオフィスでの業務を再開するにあたり、職場への復帰と在宅勤務の両方を踏まえた計画を立てる必要があります。ここで重要なのが、安全性に加え、従業員がどこにいようと最大限の効果と生産性を発揮できるようにすることです。

クラウドを使用すると、アプリケーションやワークプレイス システムへのアクセスが容易になります。企業は従業員がどこからでも必要なすべてのツールやアプリケーション、サービスにセキュアにアクセスできるようにすると同時に、データや業務の安全を確保し、バックアップすることができます。アクセスとコラボレーションの容易さはクラウド ソリューションの大きな特徴で、新たな業務の在り方において重要な原則でもあります。これは、特にソーシャル ディスタンシングが職場における常識となり、当分出張の数が減る見込みの今、在宅勤務でもオフィスでの勤務でも言えることです。

 

デジタルトランスフォーメーションの加速

クラウド普及の 3 つ目の要因が、デジタル ビジネスに向けた動きです。デジタル ネイティブの企業や、デジタル化に早々と着手してきた企業は、ビジネスを取り巻く環境の変化に適切に対応し、素早く順応することができました。もはや現在、デジタルトランスフォーメーションは大企業のみを対象とした話題ではなくなりました。あらゆる規模の企業がデジタル ファーストへのアプローチの転換を検討しています。企業に機敏性をもたらし、迅速なスケーリングが可能なクラウド ソリューションは、デジタルトランスフォーメーションに欠かせない要素です。


クラウドネイティブのオートメーション ソリューション

パンデミックにより、企業や従業員が業務に使用しているレガシー システムや、数々の異なるアプリケーションが使用されている現状に関する課題が浮き彫りになりました。ロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) とインテリジェント オートメーションは、サイロ化を解消するだけでなく、業務を大幅に効率化できます。これらのテクノロジーは従業員を日常的な繰り返しのタスクから解放し、カスタマー サービスの改善や創造的思考、革新的な問題解決といった今日非常に必要とされている、より価値の高い活動に専念できるようにします。

オートメーション・エニウェアが昨年後半に、業界を先駆けたクラウドネイティブ、Web ベースのデジタルワークフォース プラットフォーム、Enterprise A2019 を立ち上げたのはまさにそのためです。このエンドツーエンドのインテリジェント オートメーション プラットフォームは、プロセスの検出からデータのキャプチャ、自動化、分析、最適化まで、すべてを Automation Anywhere Enterprise Cloud でサービスとしての RPA (RPAaaS) として行います。一からクラウドネイティブに設計されたプラットフォームのため、より優れた柔軟性とスケーラビリティを提供します。

デジタルワークフォース プラットフォームを完全にクラウド化した RPAaaS には、次のようなメリットがあります。

  • 短期間での価値の実現。Web ブラウザからログインするだけで自動化を開始。わずか数クリックの操作で組織全体で自動化が可能。Web でアクセス可能なプラットフォームにより、すぐに使い始め、実践を通じて使い方を学べるため、普及を妨げる障害が取り除かれます。
  • ビジネス アジリティ。このプラットフォームはバックグラウンドで頻繁に更新が行われ、ログインするごとに最新のテクノロジーや機能が自動的に提供されます。高可用性により、場所を問わず任意のデバイスからいつでもセキュアにプラットフォームにアクセスできます。競争に有利な機敏性を得るうえで役立つメリットのひとつに、Bot やオートメーションを組織全体に迅速かつ制限なくスケールアップできるという点があります。
  • 総所有コスト (TCO)。もともと RPA には大きな節約効果がありますが、クラウドで自動化することでインフラストラクチャやメンテナンスが不要になり、所有コストと運用コストが少なくなるため、さらに大きな節約効果が期待できます。

 

企業のニーズに合わせたパッケージ

RPAaaS は 1 つのソリューションですべての用途に対応するわけではありません。ニーズやタイムライン、予算は組織によって異なります。Enterprise A2019 では、従来の RPA に見られる導入の障害を取り除くことを目指しました。あらゆる企業の迅速かつコスト効果の高いインテリジェント オートメーションへのニーズに合わせた SaaS パッケージも、その目標に向けたさらなる取り組みのひとつです。

  • すでに何千人ものユーザーが利用している Community Edition は、RPA、AI、アナリティクスなどのすべての機能が利用できる無料のデジタルワークフォース プラットフォームです。テクノロジーに精通していない RPA の初心者から上級プログラマーまで、あらゆる知識レベルの開発者や学生が Bot 構築の容易さを体験できるよう開発されました。
  • Cloud Starter Pack は、小規模な企業やチームが高度なクラウド型 RPA プラットフォームを活用し、エンタープライズ グレードのオートメーションをスムーズに利用開始できます。料金は月々 750 米ドルで、Bot Creator、Control Room、Unattended Bot Runner がそれぞれ 1 つずつご利用いただけます。Bot Runner の数は必要に応じて追加することができます。
  • Advanced Pack は、フロントオフィスやバックオフィス全体のプロセスの検出から自動化、最適化まで、規制対象となる業界の中規模から大規模の企業や組織における、組織全体へのオートメーションのセキュアなスケーリングをサポートします。これにより事業継続性が確保されると同時に、エンタープライズ グレードのガバナンス、セキュリティ、コンプライアンスが実現し、従業員が在宅勤務や職場への復帰後に高い生産性を発揮できるようになります。

これらの SaaS パッケージはすべて、無料で利用を開始することができます。

事業継続性、従業員のリモート ワークのサポート、デジタルトランスフォーメーションは、パンデミックの前からすでにトレンドとなっており、クラウド ソリューションの普及を促してきました。しかし現在クラウドとインテリジェント オートメーションは、組織に求められているポジティブな変化を実現するうえで、最も重要な要素となっています。

当社のパッケージをお試しいただき、今こそクラウドや RPAaaS を選ぶ理由を ご覧ください。

 

パッケージを比較

概要 Ritu Kapoor

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成長重視の製品マーケターである Ritu Kapoor は、オートメーション・エニウェアの製品マーケティング担当シニア ディレクターです。RPA 分野で新製品の発売やイノベーションの推進に取り組んでいます。

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