オートメーションによる利益の最大化

ゼロタッチ プロセスにより、世界規模で運用効率を高め、数百万ドルのコスト削減を実現

Cargill 社のグローバル業務は、70 か国 125 の市場に及び、食品サプライ チェーンの中心となっています。地域のプロセスにまとまりがないため、Cargill 社は業務を効率化するためにオートメーションを導入しました。主に導入したのは、注文入力でのロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) と光学式文字認識 (OCR) の使用であり、これによって年間 5 万件の注文を処理し、26 万 8,000 件以上の休眠ベンダー アカウントを削除しました。インテリジェント オートメーションでは、人件費を大幅に削減できるだけでなく、手作業をゼロタッチ プロセスに変換することもできます。5 年間の自動化で、Cargill 社は 236 種類のオートメーション アプリケーションを稼働し、調達から支払い、注文入力などの分野でプロセスの均一性と効率性を大幅に向上させることができました。

オートメーションは、FTE の削減以外にも、企業にもメリットをもたらすことができます。それは顧客満足度にもつながり、Cargill 社全体にとって大きなチャンスにもなります。

Bonnie Dallum 氏
グローバル インテリジェント オートメーション CoE リード

現在までの削減額は 1,900 万ドルで、アイデアからプロジェクトへ転換できた機会は 700 件にのぼりました。

Bonnie Dallum 氏
グローバル インテリジェント オートメーション CoE リード

「デジタルワーカー 4,000 プロジェクト」により、ソフトバンク社は定型業務から付加価値業務へ

ソフトバンク社は、オートメーション・エニウェアの協力のもと、デジタル トランスフォーメーション イニシアチブを開始しました。これは、2016 年のロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) を初めて導入して以降、オートメーションの拡張を妨げていた障壁を打破するための取り組みです。このハードルを克服するために、ソフトバンク社は経営幹部が指揮する「デジタル ワーカー 4,000 プロジェクト」をスタートしました。これは従業員の労力を定型業務から付加価値業務へと振り分けるための取り組みです。このプロジェクトでは、年間 770 万時間という途方もない時間を節約し、顧客体験 (CX) と従業員体験 (EX) を大幅に改善することを目指しました。

ソフトバンク社は、ビジネス プロセス リエンジニアリング (BPR) を実施し、非効率の解消を重視しながら、自動化すべきタスクの分析と優先順位付けを行いました。オートメーション・エニウェアと提携することで、ソフトバンク社は、Office365、Google、Salesforce など、さまざまなアプリケーションが関連する多くの部門横断型業務を見事に調整しました。

テクノロジーを通じて、新しい感性を刺激することを目指しました。従業員とテクノロジーが一体となった働き方や職場環境を実現しています。

上永吉聡志氏
ソフトバンク株式会社、カスタマー サクセス本部、本部長

生成 AI と既存テクノロジーの統合は今後も続いていくでしょう。現在、タスクベースのオートメーションからエンドツーエンドのプロセス オートメーションへの移行が加速するトレンドを目の当たりにしています。

木下貴士氏
ソフトバンク株式会社、法人プロダクト & 事業戦略本部、部長